Field Cast活動記録 (3)共通研修

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東京駅丸の内口に設置されたカウントダウンボード 撮影日:2020年3月13日
※延期前の開会式(2020年7月24日)までのカウントダウン

東京オリンピックパラリンピックの開催まで1年(当時)を切った2019年10月より、Field Castの共通研修が実施されました。共通研修の概要と、オンライン研修の様子についてご紹介します。

概要

共通研修は、Field Castに必要な基礎知識を習得することを目的としています。集合研修またはオンライン研修とE-learning、HANDBOOKにて構成されました。
なおプログラムの作成やHANDBOOKの印刷、E-learningの開設は、組織委員会日本財団が締結した協定に基づいて2017年9月に設立された、日本財団ボランティアサポートセンターが担当しました。

集合研修

実施日程
  • 東京都:週5日程度
    国立オリンピック記念青少年センター:2019年10月4日~2020年2月
    ※2月22日以降の共通研修は延期され、後にオンラインでの実施に変更
  • 東京都以外の10道府県:各会場当たり2日程度

国立オリンピック記念青少年センターでは、英語で実施される日程、手話通訳の対応が可能な日程が設定されました。

当初は模試などの兼ね合いから2019年12月25日に国立オリンピック記念青少年センターにて受講する予定でしたが、その後マイページ上で予約出来る日程が徐々に追加されたことを受け、国立大学前期入試2日後の2020年2月27日午前(9:30~)の回に変更しました。

予約方法

共通研修実施の案内は、運営事務局からメールで配信されました。
記載のURLからログインし、マイページにアクセスして参加を希望する日時を選択することにより予約が完了しました。予約は参加希望日の3日前までに行う必要がありますが、前日までは変更することが出来ました。

なお海外在住の場合は、2020年6月以降に別途研修が実施される予定となっていました。但し事前に運営事務局に連絡することにより、日本国内の集合研修を受講することが出来ました。

オンライン研修

前述の通り、2020年2月22日以降に国立オリンピック記念青少年センターにて開催される共通研修は5月以降への延期が決定しました。その後延期された日程にて参加する予定だった場合や海外在住の場合を対象として、10月21日から年末にかけ、Microsoft Teamsを利用したオンラインでの共通研修が行われました。
なお予約の方法は集合研修の場合と同様で、英語で実施される日程やUDトークを利用出来る日程も設定されました。

E-learning

共通研修の開始に合わせて、新たに「Tokyo 2020 E-learning Site」が開設されました。マイページと同様、日本語、英語に対応しています。
共通研修のE-learningは2019年10月~2020年1月にかけて3回に分けて配信され、大会の概要や活動時のルールなどについて繰り返し視聴することが出来ます。手話、スクリーンリーダーを使用出来るコースも設定されている他、受講特典としてField Cast限定の壁紙をダウンロード出来るようになりました。
また共通研修後も、大会終了まで活動に関する様々な案内が配信されました。なおE-learningは、9月30日に終了しました。

HANDBOOK

集合研修では「Field Cast HANDBOOK」が配布され、E-learningからのダウンロードも出来ました。集合研修またはオンライン研修、E-learningにて学習する内容がさらに詳細に記載されており、コラムや競技などの解説も多彩です。

オンライン研修の流れ

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千葉駅東口の装飾 撮影日:2020年10月31日

2020年11月29日午前(10:00~)に参加しました。大学の遠隔授業ではZoomを利用していますが、Microsoft Teamsの利用は初めてだったため、若干戸惑いながらの操作となりました。

受講の準備

オンライン研修へのログインに使用するURLは、受講4日前にメールで配信されました。記載のURLにアクセスし、名前の入力欄に登録番号を入力して参加します。原則としてカメラはオン、マイクはオフに設定し、バーチャル背景を利用することも出来ました。
運営事務局が参加を承認すると入室することが出来、受講の準備が終了します。

受講時に準備するもの
  • メモ用紙または、パソコンや携帯端末のメモ機能
  • 筆記用具

共通研修

以下の順番で行われました。なおTeamsのチャット機能は運営事務局からの連絡を除き、使用することはありませんでした。

動画の視聴

応募からオリエンテーションを経た、Field Castのここまでの軌跡などを紹介する動画を視聴しました。動画の視聴後は、3部構成で共通研修が進められました。

第1部

大会のビジョンやコンセプトなどの解説が行われ、動画を視聴しました。

第2部

大会の歴史や競技などの基礎知識の解説、簡単なジェスチャーゲームが行われました。終了後は休憩となりました。

第3部

ダイバーシティ&インクルージョン」の理解を目的として、イラストや動画の中から障害を見つける演習を通じて、「障害」という言葉の意味を考える研修が行われました。一部の演習では画面に表示されたQRコードやURLを利用し、回答を共有することも出来ました。
その後は活動の流れやSNSに投稿する際の注意事項、今後の流れなど、活動時の心構えの説明が行われました。

終了

最後にメッセージ動画を視聴し、共通研修は終了しました。

配布物

集合研修では、以下が配布されました。

  • Field Cast HANDBOOK
  • Field Cast ノート
  • ノートを入れる紙袋
  • Diversity&Inclusion ステッカー
  • トートバッグ

これらは後のユニフォーム、アクレディテーションカードなどの受け取り時に配布された他、前述の通りField Cast HANDBOOKはE-learningでもダウンロード出来ました。

アーカイブの公開

E-learningにて、オンライン研修の動画が配信されました。オンライン研修は全体で2時間半程度だったため、休憩の前後で分割して前編と後編の2回に分けて配信されています。

参考文献

更新履歴